会長就任挨拶
この度、令和6年度愛知県病院協会総会において会長にご推挙いただきました日赤愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)の佐藤公治です。愛知県病院協会は愛知県内の病院の代表として、愛知県や名古屋市、愛知県医師会と協働し、地域医療を支えています。愛知県内の311病院のうち、公的70、私的151、合わせて221病院の会員数です。その大きな愛知県病院協会の会長を拝命し、その重責を感じています。この機会をいただいた皆様に感謝申し上げます。
ポストコロナになりましたが、患者数は以前の様に増加せず、疾病構造が代わったようです。さらに2024年6月の診療報酬介護報酬障害福祉サービスのトリプル改定、第8次医療計画、地域医療構想、医療者の働き方意識改革、医療スタッフの偏在による不足、少子高齢化で働き手の減少に対する対応、デジタル化による業務改善の医療DX、医療SDGs、また紛争など世界情勢の不安定化による物価高の影響など病院を取り巻く環境は大変厳しいものとなっています。こういうときこそ病院同志が知恵を出し合い、情報を共有し、より健全経営できる事が重要です。協会がその橋渡しをできるよう努力する所存です。
前年度からの引き継ぎの課題である愛知県内の基準病床数の見直し、県外災害時の医療支援における病院の対応、感染対応医療従事者の育成に取りくみます。新たに任命された副会長や常務理事の方々と、常に新しい取り組みにチャレンジして参ります。お気づきの課題などありましたら、私か事務局までご連絡ください。
私たちの使命は地域の皆様に最高の医療と福祉を提供することです。愛知県病院協会所属の皆様の御協力とご支援をいただき、また愛知県と愛知県医師会はじめ各医療団体と密に連携を取り、地域貢献と協会の発展に尽くしてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年5月
一般社団法人愛知県病院協会 会長
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 院長
佐藤公治
